3階?4階
3階:外来
4階:中央手術部|ICU|HCU|感染制御部|看護キャリア開発センター
3階
外来
私たち外来看護師は、患者さんやご家族との信頼関係を大切にし、患者さんが『安全に、安心して』治療を受けられるように心がけています。患者さんとご家族が病気や病状を理解し、望む治療が選択できるように意思決定を支援しています。住み慣れた生活の場で療養生活が送れるように、地域との連携を図っています。また、入院を必要とする際には、患者支援センターや病棟と連携し、継続した看護が受けられるように取り組んでいます。
4階
中央手術部
中央手術部は、19室の手術室(バイオクリーンルーム4室、ハイブリッド1室を含む)をもち、年間約9000件の手術をおこなっています。県内唯一の大学病院として、最新の機器を使用した鏡視下手術やロボット支援手術、人工心肺を使用した手術など、高度な先進医療をおこなっています。
? 手術室看護師の役割?
私たち看護師は、「患者?家族がよいと感じられる看護を考え、病棟?外来?地域へとつないでいく」ことを目標に、医師、診療放射線技師、臨床検査技師、薬剤師、臨床工学技士と連携しチーム医療をおこなっています。また、患者さん一人ひとりに合わせた看護を提供するために、周術期外来(PFM)、麻酔科術前外来、術後疼痛管理チーム、病棟、外来と連携するために、積極的に患者さんのベッドサイドに訪室し、患者さんと共に看護計画を考え、不安なく手術が受けられるように、手術後は痛みなくリハビリがおこなえるように手術中だけでなく周術期を通して効果的な治療が受けられるよう看護をしています。
? 手術室の新人教育 ?
手術室では、手術1件につき、器械出し看護師1名と外回り看護師1~2名が担当しています。新人看護師教育に関しては、麻酔や術式の理解、必要な器材の取扱い方法等の習得、皮膚?神経障害の予防対策の習得など、不安なく成長できるように考えられた、特別なプログラムを作成しています。新人看護師や異動者は、ひとり立ちする日まで、先輩たちの支援を受けながら仕事ができるシステムになっています。
ICU
高度救急救命センターICU(※1)は、心臓手術後やドクターヘリで運ばれた重症者など、院内で最も重症な患者さんが入院し治療をおこなっています。ICUに入院している患者さんの治療は、医師、薬剤師、理学療法士、栄養士、臨床工学技士など様々な職種と連携し進めています。
私達は、たくさんの医療機器に囲まれた急性期の患者さんが一日も早くQOL(※2)を維持した社会復帰をするために安全で心のこもった医療と看護を提供しています。
(※1)ICU(Intensive Care Unit):内科?外科を問わず、重篤症状の患者に対して高度な治療を集中して行うことを目的とした施設のこと。
(※2)QOL(Quality of Life):患者が自分らしい生活を行い、人生に幸福を見出せているかを尺度として見る概念のこと。生活の質とも呼ぶ。
HCU
高度救命救急センターHCUでは、緊急入院の患者さんや院内の重症な患者さんの治療?看護をおこなっています。また、ICUでの治療を終えた患者さんの転入も受け入れています。入院される患者さんの病状?疾患は様々であり、幅広い知識と高い看護実践能力が求められる職場です。さらに、患者さんが集中治療を終え一般病棟への移動を経て、退院後の生活をスムーズに送れるようにするために、ADL向上のための基本的看護ケアの提供に取り組んでいます。
緊急入院などで不安やストレスを感じる患者さんやご家族の方が少しでも安心、安全に入院生活を送ることができるような看護に努めています。
感染制御部
感染制御部は、患者さんを筆頭とした院内全ての人々を感染の脅威から守るため、医師?看護師はもちろん、院内すべての職員と協力し、患者さんが安心して治療に専念できる安全?安心の療養環境と、職員が健康に働くことのできる職場環境の提供を目指して、日々職務に努めています。
看護支援室
看護支援室では、就職した新人看護師に対して1年間を通じて、新人看護職員研修を実施しています。新人看護師のリアリティーショックを防ぐため、看護部の教育理念のもとシミュレーターを用いた院内研修を企画?運営し、看護職員の育成に取り組んでいます。また継続教育として、「看護過程と看護実践能力の育成」「看護マネジメント力の育成」「自己他者教育力育成」の3本柱を基本に、個々のキャリアに応じた能力の向上、スキルの獲得のための支援として、大学病院ならではの研修プログラムも実施しています。これらの支援を通して、看護職員個々が看護専門職として自分のありたい姿を描き、目標に向けて自分らしく輝けるキャリアを形成できるよう取り組んでいます。
また、看護支援室(皮膚排泄ケア)には、皮膚?排泄ケア認定看護師が2名在籍しています。皮膚?排泄ケア認定看護師とは、創傷や褥瘡のケア、人工肛門(ストーマ)を造設した方のケア、尿失禁や便失禁がある方への排泄ケアを専門とする看護師です。病棟から外来と横断的に移動し、様々な職種と連携して活動しています。対象となる方々が抱える問題に対して、患者さんの思いを尊重しながら専門性の高い看護を提供し、その人らしい生活を送ることができるようサポートしていきます。
看護キャリア開発センター
看護キャリア開発センターは、当院看護部と県立医科大学保健看護学部との連携を推進し、看護職員と看護学生双方のキャリア支援をおこなうことを目的として2016年に開設されました。
2017年から特定行為研修指定研修機関として研修を開始、現在は8区分と「在宅?慢性期領域パッケージ」を開講しています。附属病院看護職員だけでなく、和歌山県内を中心に、県外からも受講生を受け入れています。
さらに、附属病院看護部と連携し、「WEBによるオンデマンド研修」や「受け入れ研修」、 学生を対象とした「ジョブシャドウイング」など、県内の看護職や学生のキャリア支援プログラムを企画?提供しています 。